【ドット絵系・ドリルンベース/ジャズ】今更ながら告白するが、テクノは苦手だ。特にWarpのAphex Twinが人気があるのは知っているものの、どうも好きになれぬ。Mobyも良いと感じない。耳に入っても残らずに出て行ってしまう。そんな中、なぜか好きなのがSquarepusherのこのアルバム。おそらくジャズ風味の、わかりやすいメロディーが残るからだろう。しかし、このアルバムは最初聴いたときは、ふざけてるのかと思ったな。最大の武器らしいドリルンベースの異名をもつ超高速ドラムマシン。お偉方は顔をしかめるだろう。ベースはなぜか自分で弾いているらしい。そして、テクノ独特の冷たい音の洪水が襲ってくるわけだが、1曲目"Coopers World"をはじめPropellerheads風のジャズブレイクビーツが数曲あるため、なかなかどテクノ素人の心もガッチリ掴まれてしまう訳。
ジャケットはどうかな。ドット絵のチープさをいかした佳作といいたいところだけど、あまりにチープすぎるかな?個人的には、ドット絵キャラをうまく使ったあたりは評価したいけどね。1997年。Amazonを見たら、案の定ジャズ好きに叩かれてました。