【思いのほか地味なおっさん系・ハウス/トランス/R&B】2010年のグラミー最後は、Beyonceに主要部門を押さえられて、結局エレクトロニカ部門など、なんだか地味な賞しか獲得できなかった
Leady Gagaにさらに追いやられ、割を食ってしまったデヴィッド・ゲッタさん。どうも「グエッタさん」と読んでしまいますが、違うらしい。本来ならば、エレクトロニカなどのいくつかの賞を、"I Gotta Feeling"でプロデュースも行った
Black Eyed Peasと一緒に受賞するはずだったんだけどなあ。
ところで、ゲッタさんのハウススタイルですが、イビザに象徴されるような、楽器の割と高音中心なプリセット音声をループさせるトランスのようなスタイルの様子。BEPとの協作も、Hiphopなのに、割と高音寄りでベースは地味でした。ぬるいラウンジハウス好きなワタクシとしては、ちょっとうるさくて苦手な感じです。しかしながら、本作では、そういうハウス半分、有力R&Bシンガーやラッパーとの共演が半分で、個人的にはその共演が聴き所です。特にずば抜けているのが、1曲目を派手に飾る
"When The Love Takes Over (feat. Kelly Rowland) (Youtube)"。この後、このクラスの曲が出てこないのが残念なり。Estelleをフィーチャーしたタイトル曲も、"Hotel California"をベースにしていることが気になったくらい。これからラジオでよくかかりそうなAkonとの共演
"Sexy Chicks (アルバムではSexy Bitch) (Youtube)"はハウスらしさがまあまあいい感じかな?この辺もAkonの力量のほうが大きいように感じます。ところで、このビデオ、コマ送りしたらまずそうなものが結構映っているような気がしますが、いかがでしょうか?2009年夏らしい1枚。