【てっぺん禿げ熊系・ロック/Lo-Fi/エクスペリメンタル/トリップホップ】Musical Batonが回ってきたのだが、ちょっと紹介している余裕がないのでまた週末に。それにも出てくる、一番最近買ったCDの1枚。以前からサントラでよく聴いていたけど、アルバム1枚を通して聴いた事が無く、あまりに独特な為気になっていた奴ら。ブックオフでも意味不明ものとして250円だった。しかし、このジャケット、誰もが一度手に取りたくなるよね?有名なアメリカンコミックの作者の作品。しかもこの色目は買えといわんばかり。ただ、よく眺めるとバカにされているのか、不気味なのか、それともかわいいのかがわからなくなる。タイトルはスペイン語だし、ロックでもテクノでも何が出てきてもおかしくないジャケットではあります。
音のほうは、"X-File"サントラをはじめ、サントラに多数曲を提供しているので、そちらを先に聴かれる事をお奨めする。そして先に断っておくが、聴いてもなかなか「ピンと来ない」音であろうと思う。アルバムを聴いて、あまりに気に入ったとしても、中までのドライブの最中にかけるべきではない。「何コレ?変えて」といわれるのがオチだ。やる気なさげな音程の危ないボーカル(それが魅力なのだが)と、スカスカのバック。ギターのチューニングも怪しい(わざと)。曲ごとにキャラクターも変わるし、一貫して不安をあおるような曲調。まったく他に似たようなバンドはいないだろうけど、Beckや
They Might Be Giantsなんかを聴く人は、ぜひチャレンジしてみて欲しい。繰り返し、出来たらヘッドホンで聴いているうちに、懐かしい何かを探しにいきたくなるはず。1998年。