【タワー系・ハウス/フューチャージャズ】いやー、タワーといえば京都タワーでしょ。丸さととんがり具合が、岡本太郎を髣髴とさせる、70'sスピリットを今に伝えるこのモンド感はたまりませんね。ドイツの電波塔よりも良いと思います。そして中も…いや、京都タワーのことばっかりかいててもしょうがないですね。Kyoto Jazz Massiveは京都出身のDJ2人組で、10年以上、その筋では活躍されています。Jazzanovaとの交流からか、ヨーロッパを中心に人気があるそうです。
この手の音を、一体何というのか、いまだに良くわかりません。フューチャージャズとか、ジャズヴァイブとかクラブジャズなどと呼ばれているようです。でも、その括りで買ってくると、フォークみたいなのが混ざってたりするんだよねえ。こちらは、明らかにエレキ志向。また、ジャズか?というとそうでもなく、R&Bやポップス要素が多いので、ジャズ苦手わかんないという人にも、ぜひとも聴いていただきたい1枚だ。結局、ジャズとポップスとあれとこれと、おいしい部分だけどんどん取り込んで、新しい音を作ったというところでしょうか。Jazzanovaとは、リミックスしあったりする仲良しさんですが、音のほうもそちら方面。もっと日本人のツボにしっくりはまる音使いで、本作はゆったり低音多目の落ち着く仕様なので、CD, MP3問わず、よく聴いています。なかなか飽きない名作です。2002年。