【70's 小説の表紙風・ポップ/ロック/Queen】あははは。期待の新人ですよアータ。もうね、笑う。ジャケットが安っぽいとか、売り方が安っぽいのも十分笑えますが、Playボタンを押して約15分間、
Queenですよ。フレディ。安っぽいフレディ。今まで Mozart、Valensia、
Jellyfishに、極めつけは
The Darknessなんぞを聴いてきましたが、Roy Thomas Bakerも、ましてやQueenの元メンバーも関わっていないこの無名の新人こそ、Queenの新作を出してきたか!と錯覚できる逸材でございます。もうね、すんごい似てるの。歌い方、言葉遣いはまんまフレディだし、曲調は"Radio Ga Ga"の頃のエレポップなQueenそのものだし、リズムマシンやシンセベースの音も、たまに入るギターの音もコピーバンドってくらいに似てるのだ。それだけのために買っても良いと思います。後半は、Queenぽさも残しつつ、80'sのイントロ当てクイズが始まります。例題。
"Relax (Take It Easy)"(Youtube)。ほらね。あるブログでは「サザンの曲にそっくり」と書かれていましたが、これはCutting Crueが正解です。サビのところはタイトル通り、Frankie Goes to Hollywoodの"Relax"を拝借しているようです。こんなノリで、お、これはBilly Joelだな、おやこれは、というのが正しい楽しみ方(正しいかー?)じゃないかと思いますよ。まじめにぷりぷり怒っていては、このアルバムを楽しめませんて。タワレコのpopには、「Queen meets Prince and
Beck」てなことを書かれていましたが、Queenはともかく、Princeはファルセットかなあ?Beckは見た目だろ、と思いましたね正直。どんな曲を書いても何かに似ていると称された、新人の頃のPrinceに追い付けるか、将来楽しみです。2007年出たばっかり。