【現代ブルース系・Hip Hop/ラップ/ロック/ミクスチャー】このアルバムはロックだ。元House of PainのフロントマンEverlastのソロアルバムは、びっくりするほどロックだった。もちろん、ラップしているが、House of Painのような飛び跳ねるリズムもなく、落ち着いて語りかけるラップが、クリーントーンのギターに乗ってやってくる。"What It's Likes"というシングルもあったけど、もっとロックな曲もあるんだから、ネプチューンズがどうこう言ってらんない。それでいて、中途半端なロックアルバムよりかっこ良いのだから困ったもんだ。何に似ているって、やっぱりHouse of Painに似ているんだろうなあ。Hip Hop野郎にはお奨めはせんが、ロック小僧はだまされたと思って聴くべきだろう。
ジャケットも、なんともロックっぽい。このアルバムでラップが出てくるんだからびっくりするわなあ。でもまあ、エミネムみたいなのもいるから、そうでもないか。まあまあかっこいいジャケットですかね。
彼はこのアルバムの後に、交通事故で死に掛けたらしく、いろいろ反省してソロ第2弾を出してきたけど、何を反省したのかわからなかったのは、ちゃんと聴いてないからか。1998年。