【家紋系・ロック/ポップ】 6月7日、Fleetwood Macのメンバーだったボブ・ウェルチが亡くなった。自殺だった。ツウの人に言わせれば、Fleetwood Macは、ピーター・グリーンがいてこそなのかもしれないけれども、ワタクシが聴き始めたのは、もう既に後期も後期、ヴァイオリンボイスのスティービー・ニックスが歌っている1980年代だ。その頃にはもう既にウェルチはいなかった。
Fleetwood Macのアルバムを意識したのは軽快なエレクトリックビートに乗った「タンゴ・イン・ザ・ナイト」で、ポップで透明感があり、どことなく陰のある不思議なアルバムという印象がある。その後はこのベスト盤になるのだが、何故かこれを大学に入る前から繰り返し聴いてたんだな。はじめは兄がテープに捕ってくれていた。当時はハードロック/メタル少年で、デジタルなビートや女性ボーカルはあんまり好きではなかった。それでもテープが伸びるほど聴いたのは、背景にあるブルースやカントリーの土臭さにあったのではないかと思う。その後CDも購入して、未だに聴く。そして思うのは「どこか、つかみどころがないんだよなあ」。ワタクシ的にはFleetwood Macというと、やはり
Little Lies (Youtube) だ。この曲の曲調は、ロックどころかニューウェイブである。
もちろん70年代はストレートなロックもやっており、このグレイテスト・ヒッツでは、その曲調の違いも違和感なく聴くことが出来るのでおすすめ。ちなみに、ビデオも毎回凝っているので、気になる人はYoutubeを探して見られれば良いと思われます。1988年。