【バカジャケ系・エレクトロニカ/ハウス/Hip Hop】あえて言うならエレクトロニカだと思うんですが、そういうジャンルを作っていなかったのでミクスチャーで。2012年は、よくも悪くも
デヴィッド・ゲッタの"Nothin' But The Beat"の年でしたが、それに負けじとロングセラーを続けているのがLMFAO。え?最近でしょって?いいえ、このアルバムが出たのは2010年の11月。つまり出てから2年間売れ続け、まだシングルは4~5枚しか切ってないけどこれからも切るぞという勢いにもかかわらず、タワーレコードではすでに1000円で安売りされているというくらいのロングセラーだ。たしかにリードトラック
"Party Rock Anthem (Youtube)"を最初に聴いたのは、2010年の12月頃だったか。ビルボードで1位になったのが2011年の夏ぐらいだったかな。その後にいろんな物議をかもした
"Sexy And I Know It (Youtube)"が2012年夏までヒットするという長息ぶり。今年2012年の6月にカナダはトロントに行った際にも、朝のMTVアワーには必ずその2曲がかかり、"Party Rock Anthem"はアコースティックカバーで女の子が歌っているCMがヘビーローテーションでした。えらいウケ様である。
アルバムの作りもなかなかで、最初はイントロのようにハードロック風のダブステップに冗談を絡めた短い曲、アルバムタイトル曲はちょっとオールドスクールなカスカスのビート、その後もフロア系の落ち着いたハウス、ブリブリのアシッドハウスやオートチューンなど、非常に多彩な曲展開かつ散漫にならずにうまくまとまっている。さらにアルバム後半のハウス全とした数曲は便利に使えそうです。
ところで、アルバムの展開や曲調では
3 Oh! 3を思い出した。同じ年に出たアルバムなんだよね。しかし、ビデオのバカバカしさとキャッチーさはLMFAOの方が何枚もウワテだ。
しかし、PitbullといいLMFAOといい、最近のヒップホップってバックトラックのセンスの良さでほとんどがきまって、ラップはイマイチでもいいんですよね。個人的にはニッキー・シックスみたいなオッサンが踊ったりラップしてるのがたいそう面白いです。さあ、一発屋で終わるのかどうなのか(セカンドアルバムだけどね)。