【ボビー・コールドウェル系 R&B/ポップ】 2010年の当たりアルバムというと、コレも。元々は2009年にB.o.Bとの共作
"Nothin' on You (Youtube)" でブレイクしたブルーノ。B.o.Bも日本では今ひとつ知名度がなかったせいか、「ラップと歌のどっちがブルーノ・マーズ?」みたいな風潮も有りました。他にも"Billionaire"などでもバックコーラスで活躍し、その勢いのままシングル
"Just The Way You Are (Youtube)"。ビデオも良いですなあ。ただ、アルバムが何故か遅れた。2010年の中頃までにシングルがポツポツ出ているのに、アルバムが出たのは10月の終わり。なんかタイミング外したよね。親類が逮捕されたとか何とかいう事件があったような記憶もある。
でまあ、アルバムは非常に便利な1枚です。とっつきやすいメロディに、優しい歌。日本人が聴いていてもわかるくらい、甘い歌詞。朝の起き抜けから夜まで、夏でも冬でも聴けるような…逆に言えば、コレというキメのないアルバムでもあります。悪く言えば、「毒にも薬にもならない」。どうせアルバムが出るのが遅れるのなら、クリスマスにクリスマスソングセットで売ればよかったのにね。方向性は違いますが、
Mikaの曲にも似てます。
2011年のグラミー賞では、自信満々のところ全部ビヨンセに持っていかれ、楽屋で「クソ!おかしい!」と悪態をついていたことが報道されていましたが、アルバムを出した時期が悪いのと、記憶に食い込む毒気がなかったのが原因ではないかと思いますね。
2ndアルバムでは、なぜか70'sのロックやディスコを再現して、なんだかよくわからない方向性に進んでおりますが、相変わらずの毒気無し。アルバムの出た時期は悪くない(グラミー直後)のだけど、うーん、また記憶に残るアルバムにはならないような気が…。
色々悪く書きましたが、良いアルバムですよ。持っていて損はない。
あと、ボビー・コールドウェルの"Where Is Love"だよね、このジャケット?