【UFO系・ファンク/ジャズ/アシッドジャズ/ラテン】 今回はインスト作です。これを、タワーレコードの試聴機で見かけたのは7年前。このジャケットにビビっと来てしまい、視聴したら、まるっきりこのアルバムジャケットそのままの音が出てきたんですね。と言っても、人によって印象というものは異なると思いますので説明しますと、まず鍵盤=オルガン(エレクトリック)です。2段になってるから、エレクトーンをイメージすると思いますが、そのとおりです。次にポコポコと心地いいドラム(一部ちゃんとボンゴ)。ジャケットの手だけでなく、グループ名から想像のつくとおり、ボンゴのリズムなわけです。あとはドライブしたギターや心地いいベースラインは、アシッドジャズ。
ここまで楽器を解説して、感のいい人なら「
ハービー・ハンコック?」と思うかも。そのとおり。ファンキーでちょっとロックをしていた時のハービー・ハンコック&ヘッドハンターズの感じです。曲のタイトルも"
The Champion (Youtube)"は、"Chameleon"でしょうか?"
Rock Me (Youtube)"は"Rock It"ですよねー。曲自体は全然違いますけど。
バンドの詳細はよく知らないんですが、出身はイギリスのようです。バンド名は"The Incredible Bongo Band"という有名なアルバムがありましたが、それにインスパイアされているようです。ジャケットの手の絵もそのアルバムから。
Corduroyのような、ちょっとふざけ気味なジャジー路線というのも、イギリスの風土なんでしょう。熱くてかっこいいので、オススメです。2007年。