【タレ系・ハウス/R&B/ファンク】夏のうるさいシリーズしか更新しないブログになりつつあり、ちょっとまずいなと思っていたら、Exciteのシステムが変わってしまってどうやって書けばいいのかわからないという状況になっているのだが、素知らぬふりして更新。
Tower RecordsのBounceで見つけて気になっていたアルバムだけど、長らく忘れていたもの。Soundcloudでも
"Goldies Mix 001"なるものを発見。もうね、アルバムジャケット通りのブラックミュージックなわけです。
さて、Cerroneさんですが、フランスのドラマーだそうです。てっきりDJかと思ってたんですがそうではない模様。また、なんと御年65歳。2016年のアルバムなので、64歳のときのアルバムということになります。また、「セローン」と読みそうだし、ワーナー・ミュージックもそう表記しているものの、Wikipedia的には「セルローヌ」だそうで、どっちが正しいのかわからないのがネット時代の面白いところ。調べていくともともとハウスというか、ディスコの巨匠だそうで、イタリアで言うとGiorgio Moroderというところでしょうか。あちらの方はすでに77歳だそうですが、同じくらいの大御所になる。
このアルバムからの音源は、上記のSoundcloudのmixにも相当含まれているのだけど、もっと知りたければ、Youtubeで検索すればフルアルバムアップされている。個人的にそういうのは嫌いなのでリンクするのはひかえ、シングルらしきものを。
"Cerrone - Move Me (feat. Brendan Reilly) (Youtube)"。いいねえ。2000年代以降のフレンチハウスの流れをくんで、緩くていなたい感じは一切なく、キレキレのファンクなリズムを入れてきているのは、ドラマーというルーツに基づくものか。アルバムの方には"C’est Bon(セボン)"なんていうフレンチポップみたいなのもはいっていたりするので、あんまり海外を意識していないのかしらん。
関係ない話だが、よく「アメリカにおけるカントリーは日本の演歌」などと言われたりするが、こういうファンク色の強いR&Bは全世界的における「演歌」のようなものではないかと思う。哀しいが、もう年寄り以外聴かない音楽になりつつある。しかし、そういう音楽が好きなんだよ。