【音もジャケも職人系・ブレイクビーツ/ジャズ】閑話休題、よく出来たアルバムも紹介するよ。リズム職人アレックス・ギフォードのプロジェクトで、カチッと作られた、安心できる音が満載。ブレイクビーツなんだけど、ロックっぽさもあり、でもベースになっているのはジャズやHip Hop。同系で言うと、Squarepusherとも交流があるようだけど、あちらのように急にスイッチが「最速」に入ってしまい、素人の眉をしかめさせるようなところはありません。映画 Matrix の壁を走る撃ち合いシーンでめちゃくちゃかっこよかった、"Spybreak"も収録。それだけでも買いでしょう。仕事が捗るよ。
ジャケットも、ロゴもフォントもこれまたよく出来てるわ。抜け目ないって言うか、カチーッと、ロックぽさと、エレクトロ系の雰囲気を表現しています。うまい。こういうアルバムを作らないとねえ。しかし、こんなアルバムも難点が二つ。1つは、各国盤で曲順や収録曲が違いすぎ。もう1つは、アルバムタイトル長すぎじゃあ!なめとんか。1998年。